200-44「内閣総理大臣主催の「桜を見る会」に関する再質問主意書」質問答弁まとめ

提出者:初鹿明博議員
答弁書受領:令和元年10月29日

www.shugiin.go.jp

 

-----以下、質問主意書の質問と答弁をそのまま*1抜き出しています-----

 

政府は、内閣総理大臣主催の「桜を見る会」に関する質問に対する答弁書内閣衆質200第7号)において、「「桜を見る会」は、内閣総理大臣が各界において功績、功労のあった方々を招き、日頃の御苦労を慰労するとともに、親しく懇談する内閣の公的行事として開催しているものであり、意義あるものと考えている。」と答弁しました。

この答弁に関連して以下質問します。

 桜を見る会が内閣の公的行事として開催され、各界において功績、功労のあった方々を招いているというのであれば、参加者選定に係る基準及びその基準が妥当であると考える根拠を示してください。
また、そうした基準及び参加者名簿を公表すべきと思いますが、もし公表しないとしたら、その理由を説明してください。

 参加者は全国から広く招待しているとのことですが、参加者数の多い上位五都道府県の人数及び全参加者に占める割合並びに上位5都道府県の参加者が他都道府県の参加者よりも多かった理由をそれぞれ示してください。
もし示すことができないのなら、その理由を説明してください。

一及び二について

御指摘の「参加者」の意味するところが必ずしも明らかではないが、「桜を見る会」の招待者については、毎年、内閣官房及び内閣府が定める「桜を見る会」開催要領に基づき招待している。
また、「桜を見る会」に参加された方々の名簿については、作成していない

 

 

 開催する意義として、内閣総理大臣が各界において功績、功労のあった方々を招き、日頃の御苦労を慰労するとともに、親しく懇談することを挙げていますが、2万人近い参加者がいて内閣総理大臣が全ての参加者と親しく懇談することは困難だと考えます。
それでも意義があると考える理由を具体的に説明してください。

 国民から預かっている税金を使って開催される会ですから、国民にとってはどのような意義があるのでしょうか。

 消費税率が10パーセントに引き上げられたこと、台風19号などの災害によって被害を受けた方々が多くいることを考えると5000万円を超える税金を使ってお花見をすることに国民の理解は得られないと考えますが政府の見解を伺います。

三から五までについて

お尋ねについては、先の答弁書(令和元年10月15日内閣衆質200第7号)三及び四についてでお答えしたとおりである。

 

 

-----まとめ終わり----

答弁中に出てきた「先の答弁書三及び四について」の引用をします

三及び四について

桜を見る会」は、内閣総理大臣が各界において功績、功労のあった方々を招き、日頃の御苦労を慰労するとともに、親しく懇談する内閣の公的行事として開催しているものであり、意義あるものと考えている。

 

 

【雑感】

この答弁書で「「桜を見る会」に参加された方々の名簿については、作成していない」で閣議決定されてるの、一体なんなんだろうと思ったのですが、参加者名簿と招待者名簿は別ってことで良いですか?

 

*1:漢数字は数字に変換、リンクや改行を追加しています

200-7「内閣総理大臣主催の「桜を見る会」に関する質問主意書」質問答弁まとめ

提出者:初鹿明博議員
2019/10/4提出
2019/10/15答弁書受領

www.shugiin.go.jp

 

-----以下質問主意書答弁書を抜き出してまとめています-----

 

毎年4月に行われている内閣総理大臣主催の「桜を見る会」の予算について、内閣府は前年度の予算額約1766万円の3倍の約5700万円を令和2年度の概算要求で計上しました。

私は、本年5月24日の内閣委員会において「桜を見る会」の予算について取り上げ、実際の支出額が予算額を大幅に上回ることが分かっているにもかかわらず、毎年同じ額を予算額として計上することは不適切である、実績に応じた額を予算に計上すべきだと指摘しました。

この質疑を踏まえてのことなのか、過去5年間約1766万円で一定であった予算額を、本年度の実際の支出額5000万円超に合わせたものと思われます。

前述の内閣委員会の質疑において入札の不透明さについても指摘しており、会場等設営業務と飲食物提供業務の入札が一者応札で毎年同じ業者が落札している上に、毎年、落札額が増加しています。

更に、参加者数が増加しているにもかかわらず、参加者一人当たりの費用が増加していることも不自然ではないかと指摘しました。

会場等設営業務については一般競争入札で行われていますが、落札額を知らないはずの業者が前年と同じ内容のイベントで前年よりも高い金額で応札することは不自然ではないかという指摘をしました。

また、飲食物提供業務については企画競争入札という落札額自体も入札参加企業が提案するものであり、独占的に受注してきた業者が提案した金額が妥当なのか検証が必要であると考えます。

そもそも、厳しい財政状況の中で、極めて少数の一部の方のみが招待される「桜を見る会」を内閣総理大臣が主催し、国の予算を使って行う必要があるかどうかも検討が必要だと考えます。

以下、政府の見解を伺います。

 来年度の概算要求において「桜を見る会」の予算額を前年度の三倍の額で要求したのはいかなる理由からでしょうか。

 過去5年、参加者数が増加している一方で、会場等設営業務、飲食物提供業務のどちらについても、参加者一人当たりの単価が増加していますが、この金額が妥当であったか検証すべきだと考えますが見解を伺います。

【答弁】一及び二について

内閣府としては、「桜を見る会」の令和二年度概算要求において、テロ対策の強化や混雑緩和のための措置などの近年に講じた改善点を反映させるなど、実態に合わせた経費を計上したところである。

 

 そもそも、国の予算を使い内閣総理大臣が主催する「桜を見る会」を開催する必要があるのでしょうか。開催の取りやめも含めて検討すべきだと考えますが見解を伺います。

 今後も開催する場合、「桜を見る会」を税金を費やして開催する意義や必要性について政府の見解を伺います。

【答弁】三及び四について

桜を見る会」は、内閣総理大臣が各界において功績、功労のあった方々を招き、日頃の御苦労を慰労するとともに、親しく懇談する内閣の公的行事として開催しているものであり、意義あるものと考えている。

 

-----質問主意書質問答弁まとめおわり----- 

 

関連議事録

衆議院会議録情報 第198回国会 内閣委員会 第19号 / 引用 

 

 

関連ニュース

biz-journal.jp

>10月に、立憲民主党初鹿明博衆議院議員が概算要求額や開催意義についての質問主意書を提出。

 

www.j-cast.com

 

www.asahi.com

 

www.tokyo-np.co.jp

 

news.livedoor.com

 

 

(11/13に来年の桜を見る会は中止と発表)

www.nhk.or.jp

 

 

 

 

200-7「内閣総理大臣主催の「桜を見る会」に関する質問主意書」関連 2019.5.24内閣委員会引用

kokkai.ndl.go.jp

 

---以下引用---

 

【初鹿委員】

皆さんのお手元に「桜を見る会」と書いた資料をつけさせていただきました。

今回は、総理主催の桜を見る会の予算が3倍に膨らんでいる、そういう指摘がありますので、その点について取り上げさせていただきます。

内閣府からいただいた資料をもとに、うちの事務所でまとめさせていただきました。

26年から31年までは資料が残っている、5年保存ということで残っているんですが、それ以前はないということでありました。

しかし、報道のニュース、過去のニュースなどを調べてみたら、25年度の参加者数は12000人だったというのが出てきましたので、ここは12000と仮置きでさせていただいております。

それと、一番最後のページに、こちらは行政改革実行本部が出している資料なんですが、随意契約を行ったものの公表資料という中に平成25年度の桜を見る会における飲食物の提供業務というのが載っておりまして、これが972万2000円ということなので、それも25年度のところで記載をさせていただいているのがこの資料であります。

これを見ていただくとおわかりのとおり、予算の額として計上しているのは1766万6000円で、26年からずっと変わっていないんですよ。

ところが、実際に支出した額というのは、26年が、この時点から予算額よりも多いんですよ、3000万なんですよ、約3000万。それで30年度は5200万を超えているというように、1.5倍ぐらいに金額がなっていて、予算額からすると3倍になっている。

この予算の計上の仕方というのは明らかにおかしいと思うんですよね。

前年度、この予算の範囲で足りないんだったら、次の年は実際に使った金額に応じた予算計上をするべきだと思うんですよね。

そもそも予算の範囲で事業は行うべきだと思います。

これができないんだったら、やはりきちんと実際に合う予算額を出す必要があると思いますが、これは不適切だと思いませんか。

それで、これは改善できませんか。

 

【井野政府参考人

お答えいたします。

桜を見る会につきましては、準備、設営に必要最低限となる経費を前提に予算を計上しているところでございます。

他方、実際の開催に当たりましては、その時々の情勢を踏まえ必要な支出を行っており、結果的に予算額を上回る経費がかかっているところでございます。

来年度以降につきましては、これまでの予算計上の考え方及び実際の支出状況などを踏まえつつ対応してまいりたいと考えております。

 

【初鹿委員】

何か、結果として多くかかったような言い方をしているんですが、それはうそでしょう。

何でかといったら、会場設営業務、飲食物提供業務というように、2つの業務を企業に受注させているわけですよね、入札をして。

もうこの時点で金額がオーバーしているわけですよ。

つまり、結果としてふえているんじゃなくて、最初からこの予算よりも多く支出することを決めてやっているわけですよ。

これはやはり不適切過ぎると指摘をさせていただきます。

その上で、この会場等設営業務、見ていただきたいんですが、まず、飲食物提供業務もそうなんですが、ずっと同じ会社がとり続けているんですね。

ずっと同じ会社なんですよ。

それぞれいきますけれども、まず会場等設営業務なんですが、26年は744万6600円でした。

それが、平成30年になると1600万、31年は1800万と倍以上になるんですよね。

設営ですから、人数が、参加者の数がふえれば、それなりに対応する人もふえるから多少ふえることはあり得るのかもしれませんけれども、それにしても、人数のふえ方に比べて金額のふえ方が大きい。

一人当たりの金額というものを割り出してみました。

そうしたら、26年は一人当たり544円だったのが、31年は997円と倍になっているわけですよね。

つまり、一人当たりの経費も上がっている。こうやってウナギ登りになっているんですよ。

また、私、非常に不可解だなと思ったのは、これは一般競争入札なんですが、実は、入札がきちんと行われたのは26年だけで、次のページに入札の情報を載せておりますが、26年は確かに3社応募していて、ムラヤマが落としているんですね。

それ以降は一者応札なんですよね。ずっと一者*1なんです。

私は何が一番不可解かというと、同じ業務を行うわけです、桜を見る会と。

それで、きのう確認をしたら、参加者数は、入札を行う時点では前年よりふえるのかどうかわからないということなんですね。

つまり前年と同じことをやるのに、このムラヤマという企業は前年よりも高い金額で入札しているんですよ。

確認ですけれども、一般競争入札ですから、予定価格があって、予定価格をオーバーしたら落札できないですよね。

 

【井野政府参考人

御指摘のとおりだと思っております。

 

【初鹿委員】

ここを皆さん考えてもらいたいんですよ。

前年やったのと同じことをやる、入札で一番安い金額が落とされる、入札する時点では競争相手がいるかどうかわからない、その段階で前年よりも高い金額を毎年入れているんですよ。

不自然だと思いませんか。

入札の金額が前年よりも高い、そういう自信がなければ高い札は入れられませんよ。

まあ、26年は入札をしたから、もしかしたら予定価格よりもかなり安くとったかもしれません。

しかし、これを見てください。

27年が1000万だったのが、28年は1400万。

前年と同じことをやるのに400万円も高い金額を入れる。

結構な勇気ですよね。

これは、どう考えても、この予定価格を知っていたんじゃないかと疑わざるを得ないような、そういう状況です。

ただ、それはわかりません。仕様書を見て、それで、仕様書の中身が違うのかもしれないです、新たな何か対応しなきゃいけないものがふえているのかもしれませんけれども、それにしても、一人当たりの単価とかを考えても、これは尋常じゃないなというふうに思うんですが、不自然だと思いませんか。

 

【井野政府参考人

お答え申し上げます。

同一業者が続いているとの御指摘でございますけれども、一般競争入札への参加はそれぞれの企業の判断によるものでございまして、当該業務につきましては、公正な一般競争入札を経て、結果的に同一業者が落札しているというものでございます。

 

【初鹿委員】

私が問題にしているのは、同じ業者がずっと落札していることを問題にしているんじゃなくて、同じことをやっているのに次の年に高い金額を入札している、なぜ高い金額を入れられるのかということが不自然じゃないのかと言っているんですね。

落札率を聞けというお話がありましたが、きのう、落札率をでは出してくれと言ったら、そうすると予定価格がわかるから公表できませんというお答えだったんですが、これはやはり不自然なので、落札率、予定価格が幾らだったのか、全て、もう済んだことですから、明らかにしてください。

いかがですか。

 

【井野政府参考人

終了した事業の落札率、予定価格につきましても、同種の契約の予定価格の類推が容易となりますので、非公表とさせていただいております。

 

【初鹿委員】

それだと不可解なことがわからないから、これは公表すべきだと思いますよ。

では、何で、毎年同じことをやるのに高い金額を入れられるのか、その根拠を教えてください。

仕様書が明らかに変わっているようなところがあるんですか。

どこでこの予定価格が変わるのか。

予定価格の決定は誰が行って、積算はどなたがやっているのか、どういう根拠があるのかということをまず教えてください。

 

【井野政府参考人

予定価格の積算方法ですとかその決定過程の御質問でございますけれども、予定価格は、その内容を公表することにより、予定する価格が類推され、公正な競争が阻害されるおそれがございますので、積算方法を含め、非公表とさせていただいております。

 

【初鹿委員】

皆さん、これ、納得できますか。

与党の皆さんも納得できますか。

さすがに与党の皆さんだって、こんな、同じことを毎年やっているのに、どんどんどんどん予定価格が上がっていて、その予定価格に合うように同じ業者が金額を上げて入札し続けている、これを不自然だと思わないでいられるのか。

本当に不思議ですよ。

皆さん、多分、不自然だと思っていると思います。

ぜひ、予定価格、済んだところでいいですから、公表することをお願いをいたします。

答弁はもういいです。

では、次、飲食物提供業務の方に入ります。

ここも、ずっと同じ会社がやっているんです。ただ、こちらは、一般競争入札ではなくて、企画競争型の、企画提案型の、そういう入札になっております。

27年と29年だけ別の会社が参加をしていますが、このジェーシー・コムサというところがずっと落札し続けているという構造なんですね。

先ほど示した25年の数字ですと、972万2000円なので、一人当たりの単価は810円なんですよ。

ところが、31年になると、2200万近くになっていて、参加者数で割ると1204円になるんですね。

皆さん、与党の先生方も、パーティーをやられると思うので御理解していただけると思うんですが、立食ですよね、立食パーティーでしたら参加者数がふえればふえるほど一人当たりの単価は下がりますよね、これは当たり前ですよね。

ところが、参加者が1.5倍まではいかないけれども、それぐらいふえているにもかかわらず、25年から31年までの間に一人当たりの単価が1.4倍になっている。

やはりこれは不自然だと思うんですよ。

不自然だと思いませんか。

 

【井野政府参考人

お答えいたします。

毎年の桜を見る会の開催に当たりましては、前年の実施状況などを踏まえつつ毎年見直しを行っておりまして、その時々の必要な経費を計上しているところでございます。

飲食物提供業務につきましても、前年の状況などを踏まえながら、その年々の必要なものを提供するということでやっているところでございます。

 

【初鹿委員】

必要な経費を計上していると今言いましたけれども、誰が計上しているんですか。

 

【井野政府参考人

我々内閣府の方で必要なものを検討いたしまして、それで契約する業者との間で決めているところでございます。

 

【初鹿委員】

企画競争入札ですが、これは企業の側が、どういうものを提供するかとか、内容とあわせて金額も提案をされているんじゃないんでしょうか。

 

【井野政府参考人

御指摘のとおりでございます。

 

【初鹿委員】

皆さん、今聞きましたか。

つまり、毎年金額がふえているのは、この受注している企業が提案をして毎年金額がふえているんです。

その結果、25年は900万だったものが、31年には2100万になっているんですよ。

これはさすがにちょっとやり過ぎだと思いませんか。

これ、同じ予算なんですよ。

予算はずっと1766万6000円なんですよ。

これなのに、予算は変わっていないのに、970万だったのが2100万になる、これは不適切だと思いませんか。

 

【井野政府参考人

お答えいたします。

その時々の状況を踏まえまして支出を行っているところでございます。

今後につきましても、予算の効率的な執行に向けて努力はさせていただきたいと思っております。

 

【初鹿委員】

どこが効率的なんですか。

では、その時々の状況と言いましたけれども、25年の状況と31年の状況で何が違うのか、答えてください。

 

【井野政府参考人

人数等が異なっているということがあると思います。

 

【初鹿委員】

では、25年、参加者が12000人で、31年は18200人になっているということですが、倍までふえていないですよね。

となると、サーブする人も倍にはならないですよね。

まあ1.5倍にもならないんじゃないかと思いますが、金額は倍になっていますよね。

一人当たりの賃金も変わっているのかもしれませんけれども、それが、では、どの程度、一人当たりの働く人の賃金が変わっているのか、そして人数がどれぐらいふえたのかということはきちんと把握をしているんでしょうか。

それで、それが妥当だという判断を誰がしているんでしょうか。

 

【井野政府参考人

今御指摘いただきましたような分析につきましては、必ずしも十分できているわけではないかもしれませんけれども、前年の状況などを踏まえながら、必要な経費を計上しているということでございます。

 

【初鹿委員】

十分に分析できていないって、多分、全く分析なんかできていないんですよ。

これはきちんと中身を精査した方がいいですよ。

というか、精査してくださいよ。

少なからず、これは国民の税金でやっているわけですからね。

こんな、5年間で倍にも膨れ上がるような、予算が増大しているというのはやはり尋常じゃないと思います。

ほかの予算でありますか、こんな倍になるような。

これは、しかも、さっき言ったように企画提案型で、ずっとこの一社しか提案していない状況が続いているわけですよ。

それでどんどん金額が上がっている。

これはやはり不自然過ぎます。

ぜひここはきちんと精査をしていただきたいと思います。

そもそも、競争原理が働かないような状況で同じ一社に受注させ続けるというやり方で本当にいいんでしょうか。

 

【井野政府参考人

お答えいたします。

一般競争入札あるいは企画競争という制度を利用しておりますので、そこのところは適切にやらせていただいているものと考えております。

 

【初鹿委員】

飲食物提供業務を企画競争でやるのをやめたらどうですか。

このやり方だと、業者の言いなりというか、業者が出してきた金額をそのまま追認するようになって、何社かあればいいんですが、一社でこのやり方というのは、やはり、予算の執行ということを考えると、ちょっと問題があるんじゃないかと思うんですね。

やはり、上限金額がどれぐらいかというのはきちんと決めていかないと、どんどんどんどんこうやって上がっていってしまうということになると思うんですが、この入札の仕方を改めるということは検討できないでしょうか。

 

【井野政府参考人

飲食物提供業務が企画競争になっているということでございますけれども、飲食物の調達に当たりましては、招待者へ提供する飲食物につきまして、例年と同等の品質が確保されたものを提供する必要があるといったような事情もございます。

いずれにいたしましても、御指摘につきましては参考にさせていただきたいと考えております。

 

【初鹿委員】

皆さん、例年と同等の品質というお答えが来たんですが、平成26年から31年までのこの5年間の間に、こんなに、1.5倍も金額が上がるくらい物価が上昇していることはないですよね。

つまり、同等以上のことをしているか、量をふやしているのか、どちらかなんだと思います。

先ほども言いましたけれども、入札の段階では人数がふえるかどうかもわからないで入札している。

一応、要項では10000人程度ということになっているわけですよね。

それが同行者もいたりするからふえて、ことしは18200人にもなっているということでありました。

そう考えると、同等以上になっているんじゃないか、若しくは量をふやしているんじゃないかと思いますが、そこはきちんと確認をした上で、この金額でお認めになっているんでしょうか。

 

【井野政府参考人

お答えいたします。

量でございますけれども、毎年、前年の状況を踏まえながら、前年の状況に応じて必要な対応を次の年には行っていく必要がございますので、例えば、前年に飲食物が少し不足ぎみだったというようなことがあれば、少しことしはふやそうかといったようなこともございます。

量と価格につきまして厳密な分析は十分にできておりませんけれども、適切に今後検討してまいりたいと考えております。

 

【初鹿委員】

前年食事が少ないからふやすというお話が今ありましたが、それだったら、予算額をきちんとふやして計上すべきじゃないですか。

前年よりもふえるということがもうわかっているというような答弁ですよね、足りないんだから。

だったら、毎年1766万6000円でずっとそろえてきて、この計上の仕方が明らかに誤っていたということになりませんか。このやり方は誤っていたとお認めになっていただけませんか。

 

【井野政府参考人

最初にもお答え申し上げましたけれども、桜を見る会につきましては、準備、設営に必要最低限となる経費を前提に予算を計上してきたところでございます。

来年度以降につきましては、これまでの予算計上の考え方及び実際の支出状況などを踏まえつつ対応してまいりたいと考えております。

 

【初鹿委員】

もう一回、ちゃんと答弁してもらいたいんですが、今までの実績から見ても、予算額よりもはるかに多くの支出をしているんですよ。

必要な経費を計上していますということではないでしょう、明らかに。

必要なものも載せずに予算額を少なく見積もっているというか、少なく見せかけるように毎年同じ金額を出して、実際には、わからないようにどんどんふやしていたということじゃないですか。

これはやはり是正しないといけないと思いますが、今までのやり方は間違っていたということをここできちんと認めた上で、来年度からは前年度の実績に応じた予算を計上するということを約束してください。

 

【井野政府参考人

来年度以降でございますけれども、予算額の計上につきましては、財政当局とも相談していく必要がありますので、しっかりと、そこのところは、先ほど申し上げましたように、これまでの予算計上の考え方及び実際の支出状況などを踏まえつつ対応してまいりたいと考えております。

 

【初鹿委員】

財政当局と何を相談するんですか。

 

【井野政府参考人

もちろん、予算計上に当たりまして、実際にかかる経費を、できるだけ効率的に行うことも必要でございますので、それも含めまして、必要な相談をさせていただくということでございます。

 

【初鹿委員】

もう時間が来ましたので、最後に、もう一回、改めて聞きますが、今までの予算計上の仕方は間違いだった、認めてもらえませんか。

 

【井野政府参考人

繰り返しになりますけれども、桜を見る会につきましては、準備、設営に最低限必要となる経費を前提に予算を計上しているところでございます。

来年度につきましては、これまでの予算計上の考え方及び実際の支出状況などを踏まえつつ対応してまいりたいと考えております。

 

【初鹿委員】

では、これで終わりますけれども、最後に、一つ委員長にお願いなんですが、先ほど、この会場等設営業務の入札の金額が非常に不可解だということを指摘しました。

この入札の情報について、きちんと、まず予定価格の積算根拠も含めて資料を提出するように求めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

 

【牧原委員長】

後刻、理事会で協議をさせていただきます。

*1:一社?

第199回国会質問主意書【参議院】会派、議員別リスト

立憲民主党・民友会・希望の会

【熊谷裕人議員】

199-1.ホルムズ海峡での船舶警護を目的とする有志連合に関する質問主意書
199-2.刑事事件で実刑が確定されたものの保釈中の者の取り扱いに関する質問主意書
199-3.参議院選挙の応援のために損なわれる政府の危機管理体制に関する質問主意書
199-6.公職選挙法上の期日前投票の解釈に関する質問主意書
199-7.公職選挙法施行令第百十条の四でいう特定ポスターへの公費負担に関する質問主意書
199-8. 公職選挙法上の虚偽事実の公表罪に関する質問主意書
199-9.第二十五回参議院議員通常選挙の執行に係る予算に関する質問主意書
199-10.ホルムズ海峡におけるタンカー襲撃事案に関する質問主意書
199-11.子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)の定期接種に関する質問主意書

 

有田芳生議員】

199-5. 消費税増税とプレミアム付商品券に関する質問主意書

 

川田龍平議員】

199-16.著作権法の改正に関する質問主意書

 

 

国民民主党・新緑風会

【浜口誠議員】

199-13.高速道路料金の引き下げに関する質問主意書

 

古賀之士議員】

199-17.「日本郵政グループにおけるご契約調査及び改善に向けた取組について」に関する質問主意書

 

 

日本共産党

【紙智子議員】

199-4.感染拡大がとまらない豚コレラの対策に関する質問主意書

 

【吉良よし子議員】

199-12.公立特別支援学校の教職員定数の報告に関する質問主意書

 

【田村智子議員】

199-14.企業主導型保育事業を巡る詐欺事件等の検証と事業の抜本的見直しに関する質問主意書

 

 

れいわ新選組

【木村英子議員】

199-15.重度訪問介護の早急な見直しに関する質問主意書

 

 

 

 

第199回国会質問主意書【衆議院】会派、議員別リスト

立憲民主党・無所属フォーラム

【早稲田夕紀議員】

199-1. オレンジフラッグ等の視覚に訴える標識でも津波警報を伝えられるようにするための関連法令の改正の必要性に関する質問主意書

 

初鹿明博議員】

199-4.国会内はじめ職場や学校における障害児者の介護に関する質問主意書
199-5.公的文書における今年度の記載に関する質問主意書
199-6.コンサート等のチケットの本人確認の身分証明書として障害者手帳を認めることに関する質問主意書
199-7.韓国に対する輸出規制強化による国内企業への影響に関する質問主意書

 

【宮川伸議員】

199-9.韓国に対する輸出管理強化に関する質問主意書
199-10.ホルムズ海峡周辺の安全確保に向けた有志連合に関する質問主意書

 

山内康一議員】

199-11.「子どものための教育・保育給付交付金」賃借料加算基準に関する質問主意書

 

川内博史議員】

199-12.鹿児島県大島郡瀬戸内町嘉徳海岸侵食対策事業に関する質問主意書

 

【中谷一馬議員】

199-15.Facebookなどが提唱するブロックチェーンベースのデジタル通貨「Libra(リブラ)」とそれらに関連する金融・経済政策に関する質問主意書
199-16.令和時代のNHKのあり方に関する質問主意書

 

岡田克也議員】

199-20.韓国に対する輸出規制措置に関する質問主意書

 

 

国民民主党・無所属クラブ

後藤祐一議員】

199-2.ホルムズ海峡など公海又は他国領海における船舶攻撃に対する我が国の対応に関する質問主意書

 

大西健介議員】

199-8.消費者庁による吉本興業株式会社と連携した広報・啓発に関する質問主意書

 

【緑川貴士議員】

199-13.再エネ海域利用法における促進区域の選定に関する質問主意書
199-14.イージス・アショア配備計画をめぐる諸問題に関する質問主意書

 

山井和則議員】

199-17.重度訪問介護の給付対象等に関する質問主意書
199-18.北朝鮮による弾道ミサイル発射に対する政府の対応等に関する質問主意書
199-19.京都アニメーション放火事件に対する迅速な支援と再発防止に関する質問主意書

 

 

日本共産党

【宮本徹議員】

199-3.F35A墜落事故の原因及び同戦闘機の諸欠陥に関する質問主意書

 

吉川さおりさんの質問主意書まとめ

当アカウントは今回の参議院議員選挙に全国比例で立候補されている吉川さおりさんを応援しております!

第192回臨時国会(2016年)

192-55.ふるさと納税制度に関する質問主意書
192-56.女性の就労を妨げる壁に関する質問主意書

 

第194回臨時国会(2017年)

194-19.働き方改革関連束ね法案に関する質問主意書
194-20.消費税の使途変更等に関する質問主意書

 

第195回特別国会(2017年)

195-40.三十五歳から四十歳代の就職氷河期世代の生活実態に関する質問主意書

 

第196回通常国会(2018年)

196-4.働き方改革関連束ね法案に関する質問主意書
196-106.法律の実施に必要な事項の省令への包括委任規定に関する質問主意書
196-119.法律の実施に必要な事項の省令への包括委任規定に関する再質問主意書
196-136.法律の実施に必要な事項の省令への包括委任規定に関する第三回質問主意書
196-180.包括委任規定を設けようとする内閣提出法律案に関する質問主意書

 

第197回臨時国会(2018年)

197-15.質問主意書に対する内閣の答弁の在り方に関する質問主意書
197-25.質問主意書に対する内閣の答弁の在り方に関する再質問主意書
197-37.質問主意書に対する内閣の答弁の在り方に関する第三回質問主意書

 

第198回通常国会(2019年)

198-26.厚生労働省関連の束ね法案に関する質問主意書
198-27.包括委任規定を設けようとする内閣提出法律案に関する質問主意書
198-28.児童福祉法二十八条事件に係る保護者指導勧告の統計に関する質問主意書
198-42.児童福祉法二十八条事件に係る保護者指導勧告の統計に関する再質問主意書
198-70.審議会等の答申や報告書等の受領拒否に関する質問主意書
198-74.審議会等の答申や報告書等の受領拒否に関する再質問主意書

 

※作業途中ですが自分のメモ代わりに公開します(できたら6年分まとめたい)

安倍総理と年金と「不安をあおる」

安倍内閣不信任決議案での立憲民主党長妻昭議員の賛成討論のときに出た言葉です。

気になったのでちょっと調べてみました。

 

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安倍晋三 不安をあお

開会日付:平成01年01月01日~令和01年6月21日
院名:すべて
発言者名:安倍晋三
検索語:不安をあお

で検索したところ20件が出てきました。
この中から年金に関するもののみ抜き出します

 

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第一次安倍政権

 

平成19年2月14日 予算委員会

安倍内閣総理大臣「ただいま御提案がありました緊急事態宣言をすべての被保険者に出す、これは年金そのものに対する不安をあおる結果になる危険性があるのではないか、私はこのように思うわけでありまして、(以下略)」

 

平成19年5月22日 文部科学委員会

安倍内閣総理大臣「年金について大切なことは、いたずらに不安をあおってはいけないんですよ。」

 

平成19年5月25日 厚生労働委員会

安倍内閣総理大臣「今回の年金記録の問題について、国民の視点に立って、行うべきことはすべてやるように、このように指示をいたしました。そして、しゃくし定規な対応をするのではなくて、まさにこういう問題があるという指摘があれば、その人の立場に立って対応するように指示をしたわけであります。この問題については、いたずらに国民の皆様の不安をあおってはいけない。」

 

平成19年6月14日 厚生労働委員会

安倍内閣総理大臣「私が答弁いたしましたのは、これは年金の問題というのは正に国民の信頼の上に成り立っておりますから、これは国民の不安をあおるようなことをしてはならない、それは厳に慎まなければいけない。」

 

※平成19年:年金記録問題(消えた年金問題)

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第二次安倍政権

 

平成28年2月5日 予算委員会

安倍内閣総理大臣「まさに年金の積立金は国内外の債券と株式の組み合わせでありますから、日経平均の動きがそのまま直に反映されるものではないということは申し上げておかないと、国民の皆様が誤解されて、不安をあおる結果になってしまってはならない、このように思います。」

 

平成28年9月27日 本会議

安倍内閣総理大臣「短期的な評価損を殊さらに取り上げ、年金制度に対する国民の不安をあおるような声も一部にはありますが、そのようなことは厳に慎むべきであると考えています。」

 

平成28年9月30日 予算委員会

安倍内閣総理大臣「年金積立金については、将来の安定的な年金の給付に向けて、長期的な視点に立って安定的かつ効率的に運用することを基本としています。」
(中略)
「殊さらこういうものを取り上げて不安をあおるというのはまことに遺憾なことだと私は思うわけでありまして、国民の皆様にはぜひ安心していただきたい、このように思うわけであります。また、むしろそういう不安をあおるということは厳に慎むべきではないだろうか、このように思うわけであります。」

 

平成28年10月3日 予算委員会

安倍内閣総理大臣「まさに不安をあおってはならないわけであります。そこで、これは大切なことなんですが、これはマクロ経済スライド調整期間の長期化を防ぐために我々は考えたわけでございます、まさにそのために。」

 

平成28年10月6日 予算委員会

安倍内閣総理大臣「政権を批判するためだけに、ここだけ取ってきて言わば年金の安定的な財源について不安をあおるような議論は慎むべきではないかと、このように思うわけであります。」

 

平成28年10月12日 予算委員会

安倍内閣総理大臣「あたかも五%カットが決まっているかのような印象を与えるのは……」
(玉木委員「いや、それは言っていません」と呼ぶ)
「いや、今の文脈では多くの方々が、五%切られるんじゃないか、こう思ってしまうわけでありますが、これはまさに不安をあおるものでありまして、我々は、しっかりと……」
(発言する者あり)

 

平成28年11月25日 厚生労働委員会

安倍内閣総理大臣「年金カット法案というのは、まさに、年金がカットされる、そのための法案であるかのごとくの印象を与えるわけでありまして、三割カットに至っては、全く根拠がないということが……」
丹羽委員長「御静粛にお願いいたします。」
(中略)
安倍内閣総理大臣「確かに、そうやって非難すれば、年金に対する、我々の法案に対する不安をあおるかもしれませんが、皆さんだって、決して皆さんの信用が上がることはないですよ、はっきりと申し上げておくけれども。」